頚椎ヘルニアの特徴として、首、肩、肩甲骨周辺、上腕部などの激痛があります。痛みが止まらず、眠れなかったり、精神的疾患にかかるほどの痛みが続きます。首を動かすこともできず、ノイローゼになってしまう方も少なくありません。
またヘルニアほどの病気ではないだろうと安易に考える方が多く、寝違いがひどいからだとか、五十肩の影響だと考えたり、しびれが起こっても血行が悪いからだ、などの安易な判断を下し、そのまま重症化してしまって治療がなかなか進まなくなってしまいます。
頚椎ヘルニアの可能性が少しでもある場合、X線やMRI撮影などを受けてできるだけ早めに発見し、治療を始めることが大事です。頚椎の場合も腰部のヘルニアと同じように、脱出タイプと膨隆タイプがあります。脱出タイプのヘルニアとは、椎間板の中身がはみ出すことで神経圧迫が起こり、また膨隆タイプでは椎間板の外側が変形して圧迫を起こします。
頚椎ヘルニアでよくある椎間板性疼痛という症状は、膨隆タイプのヘルニアの1つの特徴です。神経圧迫症状の他に、頭痛や偏頭痛、めまいや吐き気、頚部の痛みなどが主な症状になります。
首周辺の痛みやしびれによって肩こりがひどくなる例も多く、また頚椎への負担が増してくると椎間板がますます変形します。変形した期間が長いとそれだけ硬くなり、元の状態に戻すことはほぼ不可能です。
また頚椎ヘルニアは突然起こるものではなく、日常生活の癖の積み重ねによって起こるものがほとんどです。パソコン作業で猫背をしたり、外出中に片方の腕にだけ負担をかけていたり、運転仕事や重いものを運ぶ仕事でもよくあります。
スポーツでは柔道やレスリングなどの首に負担がかかりやすい競技や、バレー、バスケット、サッカーなどの振り向く動作が多い競技も原因になりやすいと言われています。頚椎ヘルニアの治療には、中川式治療法がおススメです。日に5分の改善法を続けるだけで治した方がたくさんいます。